段階希釈計算ツール
マイクロプレートまたはチューブでの段階希釈シリーズを設計します。初期濃度、ステップ数、希釈倍率(または最終希釈倍率)、チューブ/ウェルあたりの作業容量を入力します。計算機は各ステップの転移容量、進行中の濃度、累積希釈倍率を返します。
計算ツール
値を入力して計算するとチューブ単位の計画が表示されます
最終チューブ濃度
実験のメモ
Tube-by-tube plan
| チューブ | Solvent | Transfer | 希釈 | Concentration |
|---|
Vsolvent = Vtransfer ÷ (F − 1) · Cn = Cstock ÷ Fn
1:Fの希釈は検体1部に溶媒(F−1)部を混ぜるため、各チューブには移容量÷(F−1)の溶媒を事前に注入します。混合後、同じ容量を次のチューブへ移すことで、段階ごとに希釈がF倍になります。n本目のチューブの濃度は、ストック濃度をFのn乗で割った値です。
この計算について
計算の考え方
段階希釈とは、各チューブを前段から一定の倍率(一般に1:2、1:5、1:10)で希釈する逐次希釈です。nステップ後の累積希釈倍率は、ステップごとの倍率をn乗したものになります。
なぜ使うのか
1枚のプレートで数桁の範囲をカバーするには、各ウェルが前ウェルの一部であることが必要です。段階希釈は標準曲線、MICアッセイ、タイター測定の基盤です。
この計算ツールが役立つ理由
多ステップシリーズで、ピペット可能かつ精度の高い転移容量を選ぶのは小さなループ計算ですが、累積希釈倍率は表現を誤りやすいものです。本ツールは開始前にシリーズ全体を確認できるよう、各ステップを1つの表で返します。
主な前提条件
- 各ステップの混合が完全であること(次の採取の前に毎回完全に平衡化する)。
- ステップごとの作業容量が、利用可能なピペットで転移容量を採取できる程度に十分大きいこと。
- ステップ間で蒸発や容量損失がないこと。
制限事項
- 容量誤差の累積をモデル化しません — 長いシリーズでは最終チューブの独立検証を検討してください。
- 粘度の高い試料や非理想試料を補正しません。
- 全ステップで同じ希釈倍率を仮定します — 不均一なシリーズは手作業の表が必要です。
計算結果の項目
- Per-tube plan
- For each tube: solvent volume, transfer volume, concentration, and dilution vs. stock.
- Final concentration
- Concentration in the last tube, in the stock unit.
- Total dilution
- Dilution factor of the final tube relative to the stock.
- Total solvent volume
- Combined solvent to pre-fill all tubes.
よくある質問
この計算ツールで連続希釈を計画するには?
モト液濃度と単位、各ステップの希釈倍率(F 倍)、移送容量(mL または µL)、チューブ本数(1〜12 本)を入力します。計算機はチューブごとの表 — 各チューブに事前に満たす溶媒量、移送する容量、各ステップ後の濃度 — に加え、最終濃度・累計希釈倍率・準備すべき溶媒の総容量を返します。
各チューブの容量とステップ後の濃度はどう計算されますか?
すべてのチューブは 1:F の流儀に従います。試料 1 部 + 溶媒 (F−1) 部なので、事前充填する溶媒は移送容量 ÷ (F−1) です。i ステップ後の濃度はモト液濃度を F の i 乗で割った値で、n 本後の累計希釈倍率は F の n 乗。例えば F=10・6 本・移送 1 mL の連続希釈なら、最初の移送前に各チューブへ 1/9 mL の溶媒を加え、最後のチューブは 10^6 倍に希釈されます。
ステップごとの希釈倍率とは? 1 以下ではいけない理由は?
ステップごとの希釈倍率は、各チューブが 1 本前より何倍薄いかを示す値です。2 倍系列なら 2、10 倍系列なら 10。倍率 1 以下は「希釈しない」ことになり、計画ツールはエラーで拒否します。全系で同じ倍率を使いましょう — 本ツールは系列全体に単一の一様な倍率を適用します。
段階希釈で使える濃度単位は?
M、mM、µM、mg/mL、µg/mL、cells/mL、CFU/mL が入力でき、結果中の濃度はすべて入力時の単位のまま表示されます。µM のモト液や CFU/mL でカウントした菌液から直接使えます。このツールが扱うのは希釈の算術だけなので、単位の換算やプレートのコロニーカウントは別のツールでお願いします。
生菌数測定(プレートカウント)向けの連続希釈を計画するときの注意点は?
移送容量がピペッティングの実務下限 2 µL を下回ると警告が出ます。微小な誤差が系列の下流に積み重なり、最後のチューブが最も精度が低くなるからです。倍率と本数が、計算機が精密に計算できる範囲を超える累計希釈になる場合も表示されます — そのときは倍率かステップ数を減らしてください。計画するのは容量までで、カウント可能な CFU 範囲に着地する希釈を選ぶのは実験者の判断です。
研究および教育目的でのみご利用ください。臨床判断や診断には使用できません。重要な用途に使う前に、必ず計算結果を独立して確認してください。